初めての救急
実は昨日、娘が初めて救急にお世話になりました。
先日オープンした大型電気店のエスカレーター乗り口(上り)で転んでスネをケガした娘。
1人でトイレ行って売り場に戻る時のことでした。
売り場にいた私のところまで痛みにも動揺にも堪えて戻ってきてました。
「ママ、エスカレーター乗ろうとして転んで血出ちゃった…」と言うと、一気に気持ちが溢れ出し大粒の涙を流していました。
「そっか、痛かったね。大丈夫だよ。」って抱きしめ、おんぶしてすぐ店を出ました。
車に乗り、傷口を見るとけっこう深く掘れていて、血もどんどん出てきていました。
こんな時、母の私が血を見るのが平気でよかった!
(私の母は血がダメな人で、青ざめてしまうのです・・・)
冷静に傷口を確認し、これは縫合が必要だろうと判断し、救急へ。
診察の結果、案の定、縫合することになりました。
先生と私の会話を聞いていて、なにをされるのか少し不安になった様子の娘。
先生が席を離れた時や待合室で抱き寄せ、私が子どもの頃に経験したケガの処置の話しをしました。
それを聞いて少し頑張れそうと思ったのか、いつも通りの笑顔で処置の準備が整うのを待てました。
子どもって繊細な心のセンサーを持っていると思います。
親の気持ちが伝わって、本人の気持ちに大きく影響します。
子育てをされている方なら誰しも感じたことがあるでしょう。
そんな子どもの心大きく包み、不安を軽減させてあげられるのは親だからこそ。
縫合の準備が整った時、先生が「では、お子さんをお預かりします。お母さんは待合室でお待ちください。」とおっしゃいました。
その瞬間、不安がった娘の目を見逃しませんでした。
「血は平気なので側にいてもいいですか?」と私。
「平気ならいいですよ〜」と先生。
この言葉を聞いて娘の緊張が少し緩んだようでした。
「大丈夫だよ。側にいていいって。ママいるからね。」と娘に微笑みかけました。
娘も笑顔で返してくれました。
「注射が一番痛いから、それ我慢出来れば縫うのは痛くないよ〜」と先生に言われ
「今まで予防接種でも1回も泣いたことないから大丈夫!」と答える娘。
「そっか!えらいね!」と先生に言われ誇らしげな表情でした。
局所麻酔薬の注射を何カ所かされている時、ちょっと力んでいるような様子だったけど泣かずに終えることが出来ました。
その後の縫合では、細い針で縫い始めたものの、傷が大きく深く針が届かないほど。
細い針を引き抜き、太い大きな針に変更。
処置の間、私は娘と目があう度にっこり微笑み「大丈夫」と伝えました。
娘も笑顔でこくんとうなずき返してくれました。
麻酔が効いていたのか、痛がらずきれいに縫合してもらうことが出来ました。
でもなにより、娘の気持ちが安定していたからだろうな〜と感じました。
ちょうど処置を終えた頃、休日出勤をしていた主人が病院に来てくれました。
ケガをした時のことから、処置を終えるまでの経過を詳しく自分の言葉で伝えていた娘。
今回のケガで、傷は出来たけど、娘の心には大きな自信がついたように思えました。
そして母である私にもちょっと胸に響く思い出になりました。
処置と会計がすべて終わったのが病院に着いてから約2時間後。
普段より遅くなった夕飯は子どもの喜ぶ回転寿しへ。
頑張った分お腹が空いていたのか、いつも以上にいい食べっぷり。
そんな娘の様子を見て、主人も私も一安心しました。
今日からしばらく消毒のための通院が続きます。
大好きなプールもちょっとお休みしなきゃね〜。
今朝の診察では10日程で抜糸の見込みとのこと。
抜糸まで傷口が開かないよう、おとなしくしてくれることを祈るばかり・・・
普段青タンの絶えないおてんば娘なので、不注意でぶつけないかがなにより心配です。
抜糸が済み、傷口がきれいになってきたらホームケアをしてあげたいと思います。
それまでの間は心に寄り添うよう、ママだから出来ることに努め彼女の支えになりたいです。