冬至にはゆず湯
今年はまだ雪がまったくなく、季節感がおかしい感じですね。
とは言え、確実に暦は進み今日は冬至。
雪はなくても、寒さで身体にぎゅっと力が入っていませんか?
そんな時には、ゆず湯でほっこりが最高ですね〜!
ゆずを丸ごとお湯に入れる場合、1つや2つでは香りをあまり感じられないかも。
丸ごと入れる場合は、たくさんお湯に浮かべた方が香りを楽しみやすいですね。
もしくは、ゆずの皮に少し切り込みを入れたり、少し削ると香りが広がりやすいです。
ただし、赤ちゃんやお肌のデリケートな方はピリピリしてしまう場合がありますので注意してください。
でも、どうして皮に切り込みを入れたことで香りが強く感じられるようになったり、刺激が強くなるのでしょう?
ゆずの皮の部分をジーっと見てみましょう!
(ゆず以外の柑橘系でもOKです。ぜひチェックしてください。)
皮の中にツヤツヤした「ツブツブ」がありますよね。
この「ツブツブ」=「油胞」の中に良い香りのする、精油の成分『リモネン』が含まれているのです。
実はこの『リモネン』がポイント!
『リモネン』には、香りの成分だけでなく、油を落とす成分も含まれています。
『リモネン』は洗剤の成分として使われるくらい強く、肌の粘膜を取ってしまう働きがあり、分子がとても小さいために皮膚の毛穴の中にまで入り込めてしまうのです。
そのため、リモネンに触ると皮膚が刺激され、肌がピリピリするように感じられるんですね。
肌が弱い人だとかゆみや痛み、湿疹、かぶれ等の症状が出ることがあります。
洗い流せばピリピリしなくなるようですが、冬場の乾燥でバリア機能が落ちたお肌やアトピーなどの敏感なお肌には注意が必要になるのです。
ピリピリしそうで心配な方は、浴槽にゆずは入れず、香りを楽しむ次の方法がオススメです。
☆ゆずを洗面器に絞って浴室内に。
☆ゆずを半分に切って小皿にのせて浴槽の隅に。
爽やかで、懐かしく心を温めてくれるような優しさを感じられる柚子の香りで心地いい時間をお過ごしください。